
さいとうなつの
1989年生まれ
栃木県足利市出身・千葉県一宮町在住
作業療法士として重症心身障害児者の施設に6年間勤務。
脳性麻痺、染色体異常、自閉症、ADHDなど幅広いお子さんの支援を経験。
結婚を機に退職し、佐賀県、兵庫県に転居。
2024年5月より千葉県一宮町に移住。
Photo cluetoの くにがねみさを さんの撮るニューボーンフォトがきっかけとなり、2018年より本格的に撮影を始める。
2019年、cocobsweetのMaggieより新生児のポージングについて本場アメリカの技術を学ぶ。
また、助産師兼ニューボーンフォトグラファーのUMAREより、新生児の医学セミナーを受講。
体温調節や睡眠、栄養、関節可動域などニューボーンフォトに必要な専門知識を学ぶ。
自分に自信が持てなくて、小さい頃から人と自分を比べてばかりでした。
間違ったことをしないように、人の機嫌を損ねないように、嫌われないように…
人の顔色を見て、人が喜びそうな選択をしていたら、
大人になって、自分が何をしたいのか、何が好きなのかわからなくなっていました。
”あなたはあなたのままでいいんだよ”
このお仕事に出逢って、ありのままの当たり前の姿をそのまま撮影するようになったら
みんなそれぞれ得意なことと苦手なことがあって、
それでいいんだって、やっと、できない自分のことも受け入れられるようになりました。
撮った写真をお客さまが喜んでくれて、何度もリピートしてくれる方もいて、
撮影後にもらうあったかいメッセージも、
コンプレックスの多い自分を受け入れる助けになったと思います。
がんばってるママたちが、ついつい自分を他のママと比べたり、
自分ルールを守れなくて落ち込んじゃう気持ちは痛いほどわかります。
だから、写真を通して
”子どもたちはそのままのあなたがだいすきだよ”
”毎日がんばってるよ”
”あなたはあなたのままでいいんだよ”
って伝えたい。
散らかったお部屋も、怒ってる姿も、よれよれの服も
今だけの愛おしい時間がぎゅっと詰まっています。
前職はリハビリのお仕事だったから
「この子はこれが苦手だなあ」
って苦手なことにフォーカスを当てがちでした。
でも、苦手なことって得意な子の何倍も努力が必要で
努力しても得意な子には敵わないことも多くて
「がんばっても自分はダメだな…」って気持ちが繰り返されると、
子どもたちは
「自分は愛されてないのかな、自分なんて…」って不安になります。
だから、大きくなって怒ることが増えた時ほど
”あなたがだいすき”
って伝えてほしい。
言葉で伝えるのは難しくても、写真を毎日見えるところに飾って、
”あなたはあなたのままでいいんだよ”
”そのままで愛されているんだよ”
って伝えたい。
愛されてるって感じられる写真を、
ありのままの自分を好きになれる写真を、
残していきたいと思っています。